お肌の再生/施術項目〜施術種別〜

お肌の老化と治療について

肌老化の分類と原因別スキンケア・治療

お肌の老化には、原因にあったスキンケア・治療が必要です。

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活性酸素によるシワ(酸化老化)の例

喫煙による活性酸素の蓄積は、双子の姉妹にここまで差を付けます。

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皮膚老化の発現症状と特徴 

メソリフトはイボ以外の次のような症状改善にも有効です。

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破壊から破壊防止へ そしてお肌の再構築(再生)へ
<治療方針の位置づけ>

破壊治療:レーザー治療・光治療・ケミカルピーリング・ダーマローラー・シミ治療薬など

破壊予防:紫外線対策・キレーションデトックス・抗酸化剤・腸内洗浄・点滴治療

再構築再生:イオン導入・超音波導入・陽圧導入・薬剤ダーマローラー・オーダーメイドサプリメント処方・自己組織(自己コラーゲン・脂肪・幹細胞・サイトカイン)注入・プラセンタ注入・お肌の栄養素群注射・各種メソリフト・特殊吊り上げ吸収糸や金の糸挿入術

美容医療の治療方針は主に3つに分けられます。従来の美容外科業界は破壊治療が主で、 再構築・再生はお客様自身の自然治癒能力に委ねられていましたが、これからは肌の再構築に積極的に関わっていく治療が増えていくものと考えられます。

メソリフトは再構築・再生治療に分類され、栄養成分を肌に直接注射することで細胞の活動を助けます。シミを取り込む免疫細胞を活性化させるためシミ・色素沈着などの改善や、他の施術と組み合わせることでダメージを受けた肌の再生能力を助け回復を早めます。

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PRP

多血小板血漿(Platelet Rich Plasma : PRP)とは?

個体が傷を負うと血小板は血管の破綻部や創傷部位で一次止血をすると同時に、非常時のシグナルである細胞間連絡物質(サイトカイン)を多種類・多数放出して免疫細胞や真皮線維芽細胞を呼び寄せます。多血小板血漿(PRP)とは字の如く血小板を高濃度に濃縮した血漿のことですが、実はこれら細胞の成長因子と呼ばれるサイトカインを豊富に含んでいます。各成長因子は、例えば血管内皮細胞や繊維芽細胞等を活性化するなど、それぞれ組織再生上個別の重要な役割を担います。

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〜PRP注入療法(リジェンACR)で、何故若返る? その真相とは?〜

皮膚の80%以上はコラーゲン線維でできているため、コラーゲンを作り出す真皮線維芽細胞が傷を根本的に修復する役割を担います。皮膚の老化現象には、生成されるコラーゲンよりも破壊されるコラーゲンが多くなるにつれて、お肌の支持力が低下し、張りやタルミ、シワが増え真皮および真皮下組織が非薄化してゆく機序があります。従って、真皮繊維芽細胞にコラーゲンを作らせる命令を、意図的に老化が進んだところに施せば、お肌の張りが次第に蘇ると考えられます

血小板は、非常時以外にはサイトカインを多量に放出しません。PRPを抽出する際には高速の遠心分離をかけ、血小板に非常な負荷をかけるので、血小板中に蓄えられているサイトカインが血漿中に多量にしみ出してくると考えられます。そのしみ出たサイトカインの比重は、血球よりも軽くミネラルよりも重いので、遠心分離した試験管の中間層に多く含まれています。その最も濃度の濃いところだけを抽出したのがPRPなのです。因みに上層はPPPといって血漿成分なのですが、ミネラルやビタミンなどの栄養素を多く含んでいることもあります。PRP注入法は真皮の修復に重要かつ無双の働きをする真皮繊維芽細胞に、「働け」と命令を出してたくさんのコラーゲンを作らせる最も安全な再生医療に基づく若返り方法なのです。

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安全な再生医療に基づく美容医学とは?

→それは遺伝子組換・培養・危険薬剤を用いないPRP(成長因子)や自己コラーゲン・自己脂肪・自己幹細胞等の自己組織です。
遺伝子組み換えや危険な薬剤を用いずに組織の自己修復力や再生力のみを利用して若返りや脂肪移植の定着率上昇を図ることが最も安全であると考えられます。自分の組織を用いる為、拒絶反応やアレルギーの心配は全くなく、特にPRPは血管内に入ったとしても塞栓や壊死も起こりません。血小板本来の凝固作用により施術部位の止血効果があり、白血球が生まれるため抗菌作用も期待できます。更に失敗や変形もなく、従来のヒアルロン酸などに代表されるgel状充填剤によるお肌の生体コラーゲン微小構造の破壊が最小で済みます。 しかも充填剤より安価で何歳でも受けられます

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PRPの手順(生体内再生医療 全過程約1時間です)
カウンセリング

および簡単な問診。

バイタルチェック

血圧・脈拍・体温・酸素飽和度を測定。

採血

約40cc

希望注入部位のデザイン

※1部位=左右で1部位(当院では、注入量が充分確保できますので余ればご希望のところに追加注入しております。予備に5部位程度デザインします。)麻酔テープ貼付。

遠心分離

PRP抽出

PPPを破棄しても、15cc前後のPRPが得られます。

適応部位にPRP注入
PRPの手順
PRPの手順
PRPの手順

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多血小板血漿 PRP(リジェンACR)で何故若返ることができるのか?
非常時の血小板の働き
1. 一次止血
  
2. 免疫細胞や繊維芽細胞などを呼び寄せる物質(サイトカイン)を放出する
  
3. 免疫細胞や繊維芽細胞などを活性化する物質(サイトカイン)を放出する
  =傷を修復する初期の命令を出す
図
主なサイトカイン
  • ◆ PDGF:細胞増殖促進、血管新生、マクロファージの活性化など
  • ◆ TGF-β:細胞分化・増殖・遊走の調節、?型コラーゲンの産生促進など
  • ◆ VEGF:強力な血管新生、炎症のコントロール
  • ◆ EGF:上皮細胞成長促進、創傷部表面被覆
※サイトカイン以外の細胞増殖因子・・・PRP中のフィブリン網 :骨芽細胞や繊維芽細胞の足場(Scafold)となる

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メソリフト

メソリフトにはどんな効果がありますか?

メソリフトは、細胞を活性化させるための栄養成分を直接肌に注射する方法です。
メソリフトの作用は大きく分けて3つあります。

■美白作用 下記症状の改善
・シミ
・ソバカス
・色素沈着 
・肝斑  など

■皮膚疾患の治癒
・(アトピー性)皮膚炎
・(活動期の)ニキビ
・乾燥肌  など

■お肌のアンチエイジング 下記症状の改善
・毛穴
・小ジワ、ちりめんジワ
・タルミ
・クマ クスミ  など

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メソリフトにはどんな人に適していますか?

加齢に伴う組織修復能力の低下を改善させ、お肌を活性化させます。
レーザー(サマークール)や光治療(ポラリスなど)・ケミカルピーリングなどの破壊治療後の
ダメージ修復にも効果的です。

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新メソリフトの成分は?

当院のメソリフトには栄養細胞解毒抗酸化剤成長因子などが含まれています。
ビタミン、アミノ酸、電解質、補酵素、核酸、サイトカイン(成長因子)、ペプチド、抗酸化酵素などです。
詳しくはカウンセリングで申し上げます。

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抗酸化剤

グルタチオンは細胞内の主要な抗酸化成分であり、また毒物などを細胞外に排出することで、細胞を内的・外的な環境の変化から守る役割を果たしています。グルタチオンは日本薬局方に収載された医薬品であり、また健康や美容の維持に有用であるとして、サプリメントとしても販売されています。
グルタチオンの生理的機能は多々ありますが、主要な機能は大きく2つに分けることができます。

ひとつは細胞内の生体内の主要な抗酸化成分であるチオール環境を維持することです。
グルタチオンは自らのチオール基を用いて過酸化物や活性酸素種を還元して消去します
もうひとつの主要な生理機能は、様々な毒物・薬物・伝達物質等を細胞外に排出することです。
グルタチオンはこれらの物質を、自ら細胞外に排出されることで細胞を解毒します

図

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Kunoクリニックオリジナル 新メソリフト 全顔面への注入
・肌荒れとシミの改善
BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER
詳細説明はこちら ■術前タイプ 33才女性
■希望デザイン お肌の若返り 肌質改善
■方法 メソリフト(目尻〜目下・眉間・ほうれい線・頬)3回

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・肌荒れとシミの改善
BEFORE
BEFORE
AFTER
AFTER
詳細説明はこちら ■術前タイプ 30代女性
■希望デザイン お肌の若返り 肌荒れとシミの改善
■方法 メソリフト(全顔面)2回

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メソリフトにはどんな人に適していますか?

加齢に伴う組織修復能力の低下を改善させ、お肌を活性化させます。
レーザー(サマークール)や光治療(ポラリスなど)・ケミカルピーリングなどの破壊治療後の
ダメージ修復にも効果的です。

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ネオ・ダーマローラー

ネオ・ダーマローラーについて

当院で採用しているネオ・ダーマローラーは、メソローリング手法の一法で当院オリジナルの組合せです。

もともとヨーロッパで誕生し「ダーマローラー療法」として知られているものは約200本のスパイク状のステンレススチール製マイクロニードルローラーを皮膚の上で転がして数万もの極微小の刺傷を作り出ます。人間本来が持つ皮膚細胞への創傷治癒のメカニズムによって真皮下のコラーゲンの活性化をうながし、新しい組織が形成されることでシワや色素沈着が減少、皮膚の状態を改善していき、張りのある新しい肌に再生させるという施術法です。

ローリング時にそれらの刺傷に薬剤を塗布することによって自然浸透よりはるかに多くの有効成分を真皮に到達させる事が知られようになってからはアメリカや韓国でも広く用いられるようになりました。
当院ではダーマローラーに組織再生プロトコールに沿った56種類の栄養素を配合した薬剤を使用し、組織の再生を促します。

ダーマローラー療法は低コストにもかかわらず、レーザー治療やピーリング代替となる治療法として注目されています。ケミカルピーリングやレーザーフェイシャルのように表皮を傷つけたり、副作用のリスクを引き起こすこともありません。

ガンマ線滅菌ダーマローラー >>

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ダーマローラー(メソローリングシステム)のメカニズム

効果1:コラーゲン誘発(Natural Collagen Induction)

・従来の皮膚治療やレーザー治療と異なり、表皮を傷つけない。
・マイクロニードルによってつくられた数十万の溝が創傷治癒メカニズムを誘引する。
・皮膚とその基底層におけるコラーゲンの自然生成のプロセスを速める。

効果2:経皮性薬剤の浸透(Transdermal Drug Delivery)

・メソローラーにより作られた溝が薬剤導入を高める。
・副作用も少なく安全でその効果は長期間持続する。

当院ではローラーの中でも優れていると評判の高いClinicares 社の 1.00mm1.50mm 2種類の針の長さのダーマローラーを取り扱っています。

ローラー部はニードル(針)が抜けないよう構造的に強化されて設計され、金属アレルギー防止のため、全ての針は純金で鍍金されています。

針の長さ 用途
1.00mm
シワ、シミ、ニキビ痕、毛穴、目の下の隈、妊娠線、肉割れ
1.50mm 比較的深いシワ、タルミ、大きいニキビ痕、妊娠線、肉割れ

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学会発表論文要約

コラーゲン・エラスチン生成に対するダーマローダーの作用を評価した論文です。

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レーザー治療(フラクセル・フラクショナルレーザー等)とネオ・ダーマローラーとの比較

レーザー治療  照射

ネオ・ダーマローラー治療  微小穿孔

レーザー治療(フラクセル・フラクショナルレーザー等)とネオ・ダーマローラーとの比較

The laser evaporates the epidermis.

The penetration channels are closed within hours.


レーザー治療 照射後

Epidermis evaporated with
2 nd degree bum.

ネオ・ダーマローラー治療 微小穿孔後

Preserverd and Epidermis.

レーザー治療(フラクセル・フラクショナルレーザー等)とネオ・ダーマローラーとの比較

Risks : burns, long healing process,
long light sensitivity, pigment probiems,
possible scaring.

高リスク&治癒遅延

The induced collagen forms a new
confluen layer.
Fast healing minimal risks.

低リスク&早期治癒

レーザー治療 照射後

Thin Epidermis level.

薄い上皮レベルの厚み

ネオ・ダーマローラー治療 微小穿孔後

Epidermis level is thickened.

上皮レベルも分厚く形成される

レーザー治療(フラクセル・フラクショナルレーザー等)とネオ・ダーマローラーとの比較

Duration for healing and
formation of a new collagen
layer : About 6 month.

約6か月

新コラーゲン層の形成と
治癒に要する期間

Duration for healing and
formation of a new collagen
layer : Max. 2 month.

最大2か月

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ダーマローラーとピーリング・レーザーとの違い
表皮を壊さない
・ケミカルピーリングは薬液により表皮を除去します。       
・レーザー治療は熱では、皮膚組織の色素等に選択的に熱を加えてダメージを与えることで組織の再生力を高めて肌を若返らせます。
・ダーマローラーは皮膚に微細な傷を作ることでコラーゲン組織の形成を促進しますが、ピーリングやレーザーと違い天然バリアである表皮を壊さないことが特徴です。
あらゆる肌質の方に治療可能
ニキビ跡などで皮膚に凹凸がある方も、肌の色が濃くレーザー治療に向いていない方も、ダーマローラーなら治療可能です。
何度も繰り返し施術できる
色肌質が改善された後は定期的に施術を繰り返す必要はありません。
すぐ実生活に復帰可能
メスを使用しないので目立つ傷が残ることがありません。針穴は数時間のうちに閉じ、赤みも数日で治まります。
ピーリング・レーザーにみられる副作用がない
色素変化などのリスクがないのが最大の特徴です。
 

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ネオ・ダーマローラーとは?

ダーマローラーは施術時に皮膚を回復させる薬剤を併用することができます。
当院ではダーマローラーにメソリフトやCoQ-10等の美容成分を併用したものをネオ・ダーマローラーと名付けています。

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ダーマローラーとケミカルピーリング・レーザーとの違いは?

ダーマローラーにはピーリング・レーザー治療にはない長所があります。

・環境に対する皮膚の天然バリア、表皮を壊さない
・ケミカルピーリング・レーザーに見られる副作用が起こらない
・あらゆる肌質の方に治療可能
・何度も繰り返し施術できる(改善された後は定期的に施術する必要はありません)
・すぐに実生活に復帰可能

ケミカルピーリングは薬液によって表皮を除去すること、レーザー治療は皮膚組織の色素等に選択的に熱を加えることでダメージを与え、組織の再生力を高めて肌を若返らせる方法です。
表皮を壊す(皮膚に?度熱傷を起こす)ので、やけどの治癒と同じように長期にわたる光への過敏症や色素変化、傷跡が残るなどの一定のリスクを避けることができません。
ダーマローラーは微細な傷を作ることでコラーゲン組織の形成を促進しますが、ケミカルピーリングやレーザーと違い、皮膚の天然保護バリアである表皮を壊すことがありません。そのため色素変化等のリスクがほとんどないのが最大の長所です。

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他の方法との違いは?
  ダーマローラー
ネオ・ラーマローラー
レーザー治療
(サーマクール)
光治療
(フォトフェイシャル等)
ケミカルピーリング

適応疾患
適応部位

・ニキビ痕、傷跡、毛穴
・レーザーピーリングでは不適応な方(色素の濃い方、日焼け愛好者にも施術可能です。
.・上まぶた

・光老化を伴った皮膚のしわ(静的なもの)
・ニキビ痕(炎症が完全に鎮静化しているものに限られる)

・しわ、ニキビ痕、光線角化症
・顔だけでなく、四肢、体幹にも施術できる。

不適応

・肥厚性瘢痕・ケロイド.
・妊娠授乳中の女性

・しわの中でも著しく皮膚が垂れ下がっている場合や前額、眉、鼻唇溝の深いしわに対しては効果に限度があります。
・くびとデコルテは皮膚組織が違うためレーザーを適用することはできません。
・色素の濃い方
・口唇ヘルペス、ケロイド体質、自己免疫疾患

・原則禁忌はないが皮膚過敏症、日焼け愛好者、妊娠授乳中の女性、ケロイド体質、口唇ヘルペス、自己免疫疾患患者。

効果・利点
作用持続期間

・環境因子に対する天然バリアである表皮の損傷が軽度でダウンタイムが1日程度と短い
・表皮が剥離除去されない為、ピーリングやレーザーに見られるほとんどのリスクや副作用がみられません。

・熱により表皮を薄く蒸散させることにより老化のすすんだ皮膚は取り除かれ若々しい皮膚を取り戻す。
・レーザーの種類にもよるが痛み、術後の紅斑、色素沈着が少ない。

・表皮、真皮を剥離することで、しみ、くすみを改善させる。
・ニキビ痕、シワの改善や皮膚のハリを取り戻す

ダウンタイム

リスク

合併症
問題点

・施術後はわずかな出血がみられます。しかし、針穴は数時間で塞がり、赤みは数日で治まります。 
・穿刺時に痛みがありますが当院では局所麻酔クリーム・テープを準備していますので痛みは軽減されます。

・熱で皮膚組織にダメージをあたえるため熱傷を起こすことがあります。
・術後の紅斑は2〜4週間
・シワ取り効果がみられるのに数か月要する。
・深い動的なシワは取れない。

・薬液による表皮除去のため、深くまたは繰り返されるピーリングによる過剰な炎症反応により長引く紅斑・色素沈着・色素のむら・色素脱失・瘢痕(ひきつれ)形成などの合併症をおこすことがあります。
・化粧は10日から14日後皮膚が剥け終わった時点で可能となる。

費用

・47,250円〜63,000円
/1回
・1ヶ月に1回程度施術

●サーマクール
157,500円〜388,500円
/1回
・5〜6ヶ月に1〜2回施術
●フォトフェイシャル
・25,000円〜45,150円
・3週間に1回

・5,000円〜15,750円/1回
・2週間に1回施術

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金の糸

金の糸(Golden filament)挿入美容術

機序:高純度99.999%の純金に対する生体の持続的異物反応と免疫応答反応が主体で、自然免疫系細胞および補体の賦活と、それに伴う繊維芽細胞や血管内皮細胞、貪食細胞等の活性化による非アレルギー性のコラーゲンや血管新生、異常免疫制御、色素や毒素の分解促進などが生体内で起こっていると考えられます。

例 人間の上腕に埋め込まれた金の糸の生検後の電子顕微鏡所見

金の糸(Golden filament)挿入美容術

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純金の挿入がアトピー性皮膚炎にも効果がある理由

アトピー性皮膚炎は本来自己免疫疾患の一種で、アレルゲンの感作を受けたりストレスなどによって免疫(制御)力が低下した場合などに、自分自身の免疫細胞が自分自身の皮膚組織までも攻撃して破壊してしまう疾患です。

これと同じ様な疾患にはリウマチや全身性エリテマトーデスなどの膠原病がありますが、攻撃対象がそれぞれ異なります。従来より、リウマチ疾患に対しては「金療法」といって症状のひどい関節に純金を埋め込むことも治療法の選択肢の一つで有効でした。

一方、我が国のアトピー性皮膚炎は戦後文明が進むにつれて多くなってきたとも言われますが、統計学上体内に寄生虫を宿していた頃の日本人にはアトピー性皮膚炎が少なく、現在でも体内に100%寄生虫を宿しているアマゾンの奥地の原住民にはアトピー性皮膚炎の子供はいないといわれています。(日本寄生虫学の第一人者 藤田鉱一郎教授 談)

恐らく、免疫制御システム上体内に強力で共通の「敵」が存在していれば異常免疫細胞の攻撃対象も寄生虫や異物である「純金」に集中するのではないでしょうか。それでも純金は生体内で酵素によっても分解を受けず、酸にもアルカリにも反応しないので、長期間にわたって異常免疫を磁石のように吸いつけているのではないかと考えられます。

然しながらその効果が必ずしも万人に対して万能というわけではなく、免疫システムが複雑で個体差があるため、効果の程度にも個人差はあるでしょう。但しステロイドを使わなくても通年で発症しなくなったケースもあります。他に有効な方法がない場合、最も症状がひどい箇所にお試しで挿入してみるのも一法です。アトピー性皮膚炎はステロイドを使わなくても治せることが充分にあるのです。

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金の糸の格子状挿入デザイン例
金の糸の格子状挿入デザイン例

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金の糸とA-tosisとの併用デザイン例
金の糸とA-tosisとの併用デザイン例

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従来法の問題点

金髪の様に細い金の糸の周囲に頑丈なコラーゲンチューブができているのなら、格子状または直線状に等間隔で挿入してもシワを埋める作用は確実ではない筈です。

また、他のリフト糸を用いずにタルミを改善させるにはアンチエイジング方向にも挿入しなければならないでしょう。しかもシワやタルミの位置や程度には個人差があります。

更に、直線や格子状のデザインではどんな名医が施術しても術後に金の糸がかなり高い確率で針穴から出てきて、感染や脱落の原因にもなりかねませんでした。

PRPで若返ることができるのはなぜ?

リフト専用糸分類
&徹底比較

↓そこで

これらの問題を解決するために考案され、2006年4月に日本美容外科学会で発表された新しい技術が

シワ・溝・タルミ・陥凹部・アンチエイジング方向にすべて一致した
術後糸露出防止オーダーメイド一筆書きデザイン&非切断式挿入術(
Kuno法)なのです。
術後糸露出防止オーダーメイド一筆書きデザイン&非切断式挿入術(Kuno法)

美容外科医の役割は個々のご本人様に対して適応を見定め、合併症を最小限にしつつ如何にご希望に添えるオーダーメイドデザインができるかということに尽きます。リフト専用特殊糸の新素材が開発される一方で、そのためのデザインもこのように開発・発展して参りました。中でも金の糸による若返りの特徴は、やはり周囲にコラーゲンチューブが形成されるところまではフェザーリフトなどと同様なのですが、血管内皮細胞や免疫細胞が関与するため血行増大や美白作用、抗菌作用やリウマチなどの自己免疫疾患治癒能力なども加わります。ですから金の糸はその人自身のシワ・溝・陥凹に一致した所に挿入した方がより確実な効果が出ると言えます。最近では高いリスクを伴うメスを用いたフェイスリフト手術に代わり、複数の糸の長所を取り入れた複合手術も珍しく無くなりました。

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